児童養護施設 舞鶴学園についてAbout
子どもたちを想う
舞鶴学園の「考え」と「理念」
児童養護施設舞鶴学園では、子どもと大人との育ちあういとなみを大切にしています。子どもは共に住まう他の子どもや大人との日々のやり取りを通して‘心地よさ’を感じたり‘折り合いのつけ方’を学び、他者への思いやりを持ち、自身を尊い、生きる力を培っていく。これは特別‘施設だから’ではなく人間が生きていくための基本であり、舞鶴学園もこの考えのもと共に暮らしを創っています。
また一方で‘施設だからできること’を意識した年間の取り組みもあります。
1993年夏に行われたアジア児童交流事業をきっかけに始まった‘日韓交流事業’では、韓国仁川市にある児童養護施設パイントゥリーホームとの相互交流を行っています。毎年選ばれた数名の子どもたちが相互に1週間のホームステイをし、歴史や異文化に触れ、お互いを大切に思う心や人権意識を高めることにも繋がっています。
日韓交流事業のほかにも、クリスマスやハロウィンなどの季節イベントを楽しむ取り組みや、卒園生を囲み祝う‘巣立ちのセレモニー’‘お別れコンサート’もあります。また、舞鶴学園全体が心地よい空間として機能しあえることを目指し活動している「子ども会」では、生活に根ざした食のコンテスト、ハウスコンテスト、ガーデンコンテストなどもあります。年間を通して行われる取り組みのすべては、実行委員会という形をとっています。子どもたちは参画から役割をもってイベントを盛り上げ、その中で力をつけていきます。
日々の暮らしはもちろん、豊かな生活体験を通して、子どもは子どもらしく育っていきます。